関西医科大学附属病院 精神神経科 診療案内

関西医科大学附属病院が開院した平成18年から外来部門のみ設置されており、認知症、うつ病、神経症などの疾患を中心に診療をしています。当院精神神経科は精神科入院病床はありません。また長期間の診療を行っていませんので外来診療では枚方圏域の精神科病院や診療所との連携を図っています。このため治療方針が定まった段階で地域の病院、診療所で治療を受けられるようにしています。もの忘れに関する症状で受診を希望されるかたは、かかりつけ医の紹介状を御持参のうえ当科の予約をおとり下さい。なお、精神疾患のため入院治療が必要な場合は関西医科大学総合医療センターや近隣・関連の病院などに紹介をさせていただいております。

また大学病院の特色として鑑定業務を行っています。鑑定につきましては司法専門家からのみご相談を承っています。鑑定は保険診療とは異なるため個別にお問い合わせ下さい。

一般外来

初診外来は平日(月〜金曜日)の午前で予約をお取りください。初診の場合は紹介状を持参されますようお願い致します。再診外来は予約制となっています。再診外来枠には制限があります。症状が安定され長期的な治療が必要な場合は地域の医療機関に紹介させていただいています。また、電話での相談は行っておりません。当院は医学教育機関であるため外来診察に医学生・研修医が同席する場合があります。

関西医科大学附属病院 外来日程表

※附属病院の精神神経科では入院加療は行っておりません。
 入院が必要な場合は、関西医科大学総合医療センターや関連病院をご紹介させて頂いております。

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うつ病外来

関西医科大学附属病院では、加藤准教授によるうつ病専門外来を開設しました。
加藤准教授の専門はうつ病をはじめとする気分障害、特に、治るのが困難である治療抵抗性のうつ病です。適切な診断のもと、必要最小限の薬剤を用いて治療を行っていくことをモットーとしています。このような臨床への取り組みや、学会や著書を通しての教育が評価され、2018年10月にNHKで放送されたあさイチ「 知っておきたい!大きく変わったうつ病治療」では講師を務め、適切な抗うつ薬の使い方、薬を増やすことだけでなく減らすことで良くなる可能性をわかりやすく説明しました。産業メンタルヘルスにも長年携わっており、復職を目指した治療計画、再燃、再発予防、産業医や人事担当者との環境調整なども行っています。

加藤准教授の教育、臨床的な主な出版物

【教育論文(総説・解説2016〜) 】

  1. 加藤 正樹 【治療抵抗性抑うつに対し外来診療でできること】 治療抵抗性抑うつに対し外来診療でできる薬物療法
    精神神経学雑誌 120(4):255-261 2018
  2. 加藤 正樹 展望 合理的な薬剤選択方法はどうあるべきか?-精神科におけるPrecision Medicineを展望する-
    臨床精神薬理21巻2号 Page143-153 2018
  3. 加藤 正樹 最新のガイドラインから、もう一度、薬物療法を考えてみる ?特集 多様化する双極性障害へのアプローチ-精神科 30(4) 263-270 2017
  4. 加藤 正樹【精神科薬物療法の基本思想:適切な処方のための原則と工夫】 気分調整薬 双極性障害をどうコントロールするか?最新精神医学 22(6):507-516
  5. 加藤正樹 抗うつ薬の反応性と治療の最適化―治療アルゴリズム Depression Strategy 7(3) 12-15 2017
  6. 加藤 正樹 うつ病の「オーダーメイド治療」は、どこまできているのか?精神神経学雑誌118(8) 2016
  7. 嶽北佳輝, 加藤正樹, 統合失調症の各ステージにおける薬物治療戦略!抗精神病薬の選び方と使い方のポイント
    慢性期・維持期統合失調症 特集統合失調症 抗精神病薬を活用するための基礎と実践 薬局 2016
  8. 加藤 正樹 日本人うつ病患者における抗うつ薬の反応予測と使い分け -特集 抗うつ薬の適切な使用法をもう一度考えてみる-精神神経学雑誌 118 (3): 139-146, 2016

【著書】

  1. 加藤正樹 うつ病と双極性障害第4章 治療(総論) 治療薬剤 1.抗うつ薬 最新精神医学別冊 診断と治療のABC 最新医学社2018
  2. 加藤正樹 押さえておきたい向精神薬の基本 抗うつ薬 外来・病棟でよくみる精神症状対応マニュアル 月刊薬事増刊号 じほう2018
  3. 加藤正樹 精神心身医学疾患;44うつ病 ガイドライン外来診療 日経メディカル開発,2018
  4. 加藤正樹 精神心身医学疾患;44うつ病 ガイドライン外来診療 日経メディカル開発,2016
  5. 加藤正樹;精神科薬物療法 グッドプラクティス 精神神経学会編 V章 抗うつ薬
  6. 加藤正樹;9.薬物反応性のバイオマーカー 9-1.抗うつ薬.精神疾患のバイオマーカー;193-214
  7. 嶽北佳輝, 加藤正樹 精神科薬物治療 こんなときどうするべきか 第2部 向精神薬の使い方のコツと注意点
    第1章 抗精神病薬 p.10-27 医学書院
  8. 砂田尚孝, 加藤正樹;第3章 治療における抗不安薬の意義と使い方 7.女性ホルモンと不安障害.抗不安薬プラクティカルガイド今だから知っておきたい正しい使い方;129-135 中外医学社,2015
  9. 加藤正樹 16章 抗うつ薬の副作用 今日の治療指針2014.
  10. 加藤正樹 VIよく見られる精神疾患 双極性障害 神経・精神疾患診療マニュアル
  11. 加藤正樹、木下利彦,第11章 うつ病の薬物療法、うつ病の事典 うつ病と双極性障害がわかる本 樋口輝彦、野村総一郎、加藤忠史編

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リエゾン外来

リエゾン外来とは、身体診療科に入院中の患者さまが抱える様々な精神的問題に対して、その診療科と連携(リエゾン)して治療を行う外来の事です。
医療が専門化、細分化する中でも患者さまが精神的な苦痛に対処できるよう、病院スタッフやご家族とも相談・連携して治療にあたります。

(院内紹介のみの対応になります。)

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